小学5年生のバンビちゃんは、自宅学習のひとつとして、国語の教科書の書き写しをしています。
いまは、小学4年生の時の国語の教科書の上を書き写しています。
書き写しは、簡単そうですが、「、」や「。」が抜けたりすることもあるので、集中して書き写さなければいけません。
誤字脱字等々のチェックのために、わたしもノートを用意して、一緒の箇所を書き写しています。
ちょうど、昨日書き写したのが、金子みすゞさんの『ふしぎ』という詩です。
詩の中には、カイコの話が出てきます。
わたしは小学生の時に、クラスでカイコを飼って、桑の葉のエサをあげていたので、
かいこ=モスラ
ぐらいな感じで、印象が残っています、
しかし、バンビちゃんにとって、
カイコは、まったく身近な存在ではありません。
「カイコって、知ってる??」
「知らない。」
「こんなんやで。」
「あぁ~、前に繭をもらったよね。」
そうそう、科学フェスティバルもらって、現在絶賛行方不明中の繭さんの中の虫です。
「この文章を読んで思ったけど、
今の子たちって、こんな文章を書けないよね。」
金子さんがこの詩をかいた時代と現代とでは、見るもの聞くもの感じものが、
全然ちがいます。
昔の人が、当たり前に感じていたものを、感じられなくなっている気もします。
こんな詩をかける人って、いまの時代いるのかしら?
と思うと、いてもたってもいられずに、
図書館に自転車を走らせ、金子みすず関連の本を4冊借りてきました。
借りてきた本の一冊、
『金子みすずへの旅』島田陽子 編集工房ノア
に、興味深い内容がありました。
金子みすずの母は、住み込みで働いていた方に、いまの時代にも、とても参考になる語りかけをしていました。
はしおって書くと、
「雲は、どのように表現できるか?」
「どうしても花は咲いているのか?」
P.20に「なるほど」な答えを表現しています。
最近、たこ焼きボーイやバンビちゃんに意識してこういった話しかけをしてあなかったなぁと反省。
カイコのお陰で、いろいろ気づかされました。
今の時代にも、意識して語りかけたり、まわりのものに目をやれば、金子みすゞさんみたいな詩を今風にかけるかもしれません。
周りのものに、もっと意識したいです。
例えば、スーパーで売られている”養殖のブリ”についてとか??
いつの日から
ブリは通年
手に入る
虫がいるんじゃあ
と思いつつ
暑い日にブリは食べたくない
天然より、養殖のほうが美味しいブリ
こずえの心の詩でした