小学6年生のバンビちゃんのクラスには、
転校生にすぐに、
「あの子は裏表がある。」
と、言い当てられるくらいの嫌われ女子がいます。
嫌われ女子は、基本どのグループにも入れずに浮いていますが、
ここぞという人間関係の嗅覚は鋭く、隙さえあらば、
トラブルにより空きが出た女子グループにちゃっかり入ったりしています。
そんな嫌われ女子さえも心配なのが、
修学旅行の班決めです。
バンビちゃんが通う小学校では、夏休み前に修学旅行に行きますが、
嫌われ女子は新学年が始まって2日目には、
ロビー活動ならぬ、
班決め活動を繰り広げています。
クラスの同じように浮いている孤高な女子をハンテォングしたかと思えば、
バンビちゃんにも声をかけたようです。
バンビちゃんに声をかけるのはかなりの策士です( ´∀` )
親がいうのもなんですが、バンビちゃんは友人が多いです。
バンビちゃんのハンティングに成功すれば、
芋づる式に5人くらいは引き連れてくるし、
「バンビちゃんがいるならグループに入っても良い。」
と、という女子が出てくるはずです。
しかし、敵はバンビちゃんではなく、
バンビちゃんの周りにいました。
一度は嫌われ女子にOKを出したバンビちゃんですが、
仲良しの女子に言うと、
「あの子は嫌いだから断って!!」
バンビちゃんは嫌われ女子に、
「やっぱり、一緒の班にはなれない。」
と、お断りを入れたそうです。
新学年早々、人間関係のドロドロと嫌われ女子の身の振りを学びました。