その日の天気は、雨が降ったり止んだりと変な天気でした。
小学6年生のバンビちゃんが夕方、ピアノのレッンに行く時は、
もう雨は降らないかな??
「行ってらっしゃーい。気をつけてね。」
と、自転車に乗ってピアノのレッスンに行くバンビちゃんの後ろ姿を見送りました。
バンビちゃんが家を出て、もうピアノ教室に着いているかな??ぐらいの時間の頃、
んっ??雨の音??って、めっちゃ、雨が降ってきたやん(;´∀`)!!
バンビちゃんは無事に、ピアノ教室にたどり着けたのか??
まぁ、日頃のおこないがいいバンビちゃんです。
きっと、雨には当たっていないっしょ♪
帰る頃には雨は止んでるっしょ♪
しかし、一向雨は止む気配がありません。
なんなら、激しくなってる??
そろそろ、バンビちゃんのレッスンが終わります。
家の玄関のドアを開けて外を確認すると、
ザーッ!!
ってか、この雨で外にでたくねぇー!!
これが親の本音です(;´∀`)
まぁ、いいや!!とにもかくにも、家を出よう。
雨具を上下着込み、普段なら、登山用のゴアテックスの上着についているフードだけで雨の中、チャリで爆走しますが、
今回は傘もさしてみました( ´∀` )♪
この雨をまともに浴びるのは、
映画『ショーシャンクの空に』のポスターアゲインになってしまいます。
ほんと、バケツをひっくり返したような雨とはこのことを言うんだろうなぁと思いつつ、
この雨の中、遊んだらめっちゃ楽しいやろうなぁ♪
と言う、ワクワクも出てきました。
ワクワクしながらも、少し”アホ”なところがあるバンビちゃん。
この土砂降りの中でも、先生が引き止めるのを振り払って、
ノコノコとピアノ教室から出てきていたらどうしようと言う不安にかられました。
道中、信号に引っかかっていると、
「お母さーん。」と、言いながら水遊びが好きなバンビちゃんが確信犯的に雨の中の自転車で走ってくる、
映像が目に浮かびながらも、そのシーンの再現なる出会いはありませんでした。
先生のお宅に到着すると、バンビちゃんの自転車がまだあったので、
良かった。先生の家にいる♪と、安堵しました。
変質者のように上下レインコート&わたしのお気に入りのステキな傘で雨の中の外で立っていると。
「お母さーん!!」
先生のお家の窓が開き、バンビちゃんに声をかけられました。
そして、バンビちゃんがレッスンを終えて、先生のお家から出てくると、
素早く、先生の宅の玄関先でバンビちゃんにポンチョを渡し、
「ピアノのカバンをこの中に入れて。」
と言って、スーパーの袋も渡しました。
その間に、わたしは屋根がなく、濡れているバンビちゃんの自転車のイスを拭きます。
帰り道、ポンチョのフードを被ることなく、
ひとり『ショーシャンクの空に』状態のバンビちゃんの後ろで自転車を漕いでいると、
バンビちゃんに、
「『お母さんに連絡しようか??』と、先生に聞かれたけど。
『お母さんは絶対に来てくれるから大丈夫。』って、言うてん。」
わたしは小間使いAですか??と、思いつつ、
親子で雨の中の自転車で『ショーシャンクの空に』でした。