1学期末、小学校からアンケートをもらっていました。
質問を読んで、マークシートに色を塗るだけでしたが、
たこ焼きボーイの新任の担任の評価はどうしても厳しいものになってしまいました。
正直、これでは他の先生と比べてフェアではないと思ったので、
アンケートを提出する封筒のなかに個人的な手紙を書いて入れていました。
手紙の内容は、
たこ焼きボーイの担任は、周りからのサポートを受けれていないのではないか?
もう少し周りがサポートをしてあげてほしい。
やる気は経験では補えない。
といった内容を書いて、アンケートと一緒に提出しました。
そして、夏休み始まって2日目に小学校の校長先生から電話が掛かってきました。
「お手紙を読ませていただきました。
一度、直接お願いお会いできませんか?」
わたしはモンペの仲間入りですか??
と心の中で叫んでしまいました(;´∀`)!!
指定された日時は、予定が入っていて都合が悪かったので、
「今からはダメですか?」
とダメもとで聞いてみると、
「今からなら大丈夫ですよ。」
と返答をいただいたので、
小学校の近くの公園でお友だちと遊んでいましたが、
一緒に遊びに来ていたお友達のお母さんに事情を説明して、
急遽わたしだけ小学校に向かいました。
校長室に入り席に通されると、
校長先生から、
「何度も何度もいただいたお手紙を読ませていただきました。」
と開口一番に言われました。
わたしの手紙が校長先生の手帳にババーンと挟まれていました。
内心、
そんな何度も読むような内容ちゃいまっせ!!
と思いながら、校長先生のお話をお聞きしました。
とにもかくにも、校長先生が私に伝えたかったことは、
たこ焼きボーイの担任は周囲に恵まれ、
校長が新任時代にはなかったほどの、手厚い研修を受けている。
と言ったお話でした。
手紙には、オブラートに包んでもどうにもならないと思ったので、
1年の他の担任ではたこ焼きボーイの担任をサポートできない。
とはっきり書きました。
1年生の他の担任は頼りないことで有名なベテラン1人と教師になって3年未満の新人さんばかりです。
1年生の担任がなぜこのような頼りない人事になったのか?
と疑問に思いますが、
教師の世代交代のタイミングを考えれば仕方がないのかもしれません。
校長先生は、たこ焼きボーイの担任にことを、
「素直で真面目で、
すぐに吸収してくれて、
ほんとうにいい先生に来ていててだけたなと思っている。」
とおっしゃっていました。
わたしが、
「いつから教師は一人前になるのでしょうか?」
とお聞きすると、
「何年目もありません、教師になった時点で一人前です。」
と言われ、ビックリしました(;゚Д゚)!!
ここで宝塚歌劇団と比べるのもなんですが、
タカラジェンヌはプロとして初舞台からお客様の目に触れ、
お客様からお金をとりますが、
「初舞台から、一人前の男役になるには10年が必要!!」
と言われます。
教師も、
教師になった時点から「プロ」かもしれませんが、
「一人前」とはまた違うと思います(-_-;)
ひとまず、嘘か本当かはわかりませんが、
「たこ焼きボーイの担任は周りからの手厚いサポートを受けている
ということが聞けて安心しました!」
とお伝えして校長室を去りました。
校長室を出たあとに、公園で一緒に遊んでいたお友だちのママさんから連絡が来てました。
「校長との面談はどうだった??」
「はらの底では何考えてるんやろな?ってな感じやったわ」
「あー、それわかる、
笑顔やけど心底笑ってない顔やもんね!!」
と返信がきました。
目の奥が笑っていない校長がただただ真夏のホラーよりも怖かったです。