体調不良の主人の父は、義実家帰省中、
自分の健康状態の話とともに、
お葬式の話まで始めました。
「俺の葬式、家族葬でいいから。
もうお金を払って登録してるから。」
地域の民生委員をされていた近所の人が亡くなった時、
かなり盛大なお葬式が営まれました。
葬式=盛大
なイメージが近所のひとでつきましたが、
特に地域で肩書がない、主人の父は、
シンプルなお葬式でいいそうです。
有料で登録料を払い、
お葬式の相談を済ませたようです。
ちょっと前まで、
盛大に送り出してくれ!!
と熱く語っていた日が遠い昔です。
「別に登録料を払わなくてもいいと言われたけど、払っといた。」
登録料は1万円なので、べらぼうに高額な価格ではなく、
習い事の入学金的な額ではあります。
「登録料を払ったんなら、亡くなった時、
なかなか火葬ができない時、
ドライアイス代くらいまけてくれるんちゃいます??」
嫁からのかなりキツイブラックジョークをお見舞いされましたが、
ご本人は好意的に受け取り、
「そうそう、払わないよりは払ってたほうがいいよな。」
家族葬に向けてかなり前向きで、
嫁のブラックジョークの効目ゼロです。