住んでいる地域の中学受験の試験日前日、
わたしは人知れず我が母校に電話をしました。
わたしは中学受験をしましたが、小学6年生の娘のバンビちゃんは、
地元の公立中学に行きます。
以前、バンビちゃんを連れて母校の入学説明会に参加しました。
わたしが通っていた時の母校は中堅の女子校。
中高一貫で女子大がついていました。
しかし、現在、伝統校にあぐらをかいた結果、
生徒集めが苦しい状況に追い込まれています。
入学説明会に参加した時、所属していた部活の顧問にバッタリ出くわし、
色々、話を聞きました。
「今はどこも女子校はしんどいねん。入試を受けてもそうそう落ちないで。」
「うちの子、中学受験の勉強してないですけど。」
「大丈夫、大丈夫。」
まさかの合格取り付け(;´∀`)
これは、噂の医学部入学とは同類ではないですよね??
↑レベルがちがいすぎます
バンビちゃんにある意味保険ができました♪
しかし、公立小学校で多少のいざこざはあっても、
友人関係等のトラブルがないバンビちゃんにとって、
私立中学の選択はありません。
部活の顧問に連絡しないといけないなぁ
気づけば、中学入試前日であることを、新聞の私立の倍率結果を見て気づきます。
ヤベェ 前日やん(;´∀`)
朝電話するわけにもいかず、ダメ元で夕方に電話をしてみました
「卒業生の××です。〇〇先生に電話をつないでいただきたいんです。
以前、入学説明会でお会いしています。」
中学入試前日、完全に裏口中学の取り付けの電話のようです。
特に怪しまれることなく、すぐに電話を取り次いでくれました。
大丈夫か??我が母校!!危機管理能力あるか??
電話にでた、元部活顧問に、
「先生、ご無沙汰してます。
娘の入学のことですが、覚えてます??」
「覚えてるよ。」
「てっきり、忘れてくれているかと。
中学入試とは縁遠い生活をしておりまして・・・。
親とちがって、適応能力があったみたいで、
地元の公立中学に進学します。」
私立中学を受験するのは、
賢いか、人間関係をリセットしたいやつのどちらかです。
わたしも同じく中学受験経験者の主人は、
紛れもなく後者です。
「そうなんかぁ、いいんちゃう。地元の中学に進学することも。
どこに住んでたっけ?」
「△△です。」
「そこやった、学校も落ち着いてるんちゃう。」
「たしかに、落ち着いてる方ではありますね。
高校の学区もいいので、公立高校に向けて熱心な家庭が多いです。
先生をまた悲しませて申し訳ないです。
部活を途中で辞める時の先生の悲しそうな顔が忘れられません。」
そう、わたしの学年は集団で部活を途中退部しています。
まぁ、学年の上下で色々あります。
「そんなん、覚えてくれてたんか。
覚えてくれてて嬉しいわ。まぁ、またなにかの機会があれば。」
と、お互いに電話を切りました。
いやはや、切ない(;´∀`)
先生をまたまた悲しませてしまいました。
しかし、バンビちゃんのおかげで、今まで話す機会がなかった先生とはなせました。
部活を途中で辞めてから、色々、気持ち的に引っかかり、気にしている部分がありました。
ちなみに、先生、占いで45歳になったら大成するので、
その時は、母校に恩返しします!!
とは、ムダに母校としがらみができても嫌なので言えませんでしたが、
いつの日か、先生と母校に恩返しします。