卒業式の伴奏オーデションで、卒業式当日ではなく、
卒業式より前に行われる、6年生を送る会での伴奏に決まった小学5年生のバンビちゃん。
オーデションまでに意識したことは、
①とにかく曲を早く仕上げる
ピアノの発表会の曲は、いつも約4ヶ月位で仕上げていますが、
伴奏のオーデションの曲は、冬休み直前にもらい、
オーデションは、2月ごろかな??
という感じだったので、
のんびり構えて、毎日少ししか進める気のないバンビちゃんに、
「もっと、弾いとき。」
「もっと、進めておき。」
とにかく、早く仕上げるように意識させました。
②決まったリズムを意識する
音楽会のオーデションで緊張のあまり、
リズムが早くなり、残念な結果になったお子さんの話を聞いていたので、
リズムはかなり意識しました。
メトロノームを使ったり、バンビちゃんが自主的にスマホで録音したりしていました。
③とにかく演奏を止めない
学校側が困るのは、
途中で演奏が止まること
そう考えていたので、曲が仕上がった頃には、
毎回自宅での練習の時は、
わたしがそばで歌っていました。
バンビちゃんが演奏で詰まっても、
こちらは無視して歌い続けます。
ついでに、楽譜の強弱も意識して歌いました。
近所では、
「また、音痴なおばさんが歌い出したで。」
と、思われていたかもしれませんが、
まったく高い声がでないながらも、
ビジュアルは、ウィーン少年合唱団を意識して歌い続けました( ´∀` )
時には、主人も一緒に歌いました。
わたしたちが歌い終わった後に、
バンビちゃんが、再びピアノを弾き始めました。
主人は、電子ピアノを置いてあるバンビちゃんの部屋を出て、
リビングに戻っていました。
わたしはバンビちゃんの部屋に残り、歌わずに聞いていると、
「歌ってる??なんか声が聞こえる~。」
たしかに、わたしもかすかに歌声が聞こえてきます。
しかし、主人に確認すると、
「歌ってへんで。」
超常現象(ただの人間の身体の神秘)を体験できました。
超常現象に未知との遭遇を感じつつ、バンビちゃんは笑いを堪え切れずに、
笑いながら弾いていました。
~次回へ続く~